簿記のスクール、予備校、通信講座を検討するなら「BrushUP学び」の利用をおすすめします。簿記検定対策講座の費用と期間を級別に解説していてわかりやすいです。通信講座を中心に、全国の大手の学校から地域のスクールまで一括で資料請求ができるので、独学でやるか、受講するかで迷っている方にも便利です。
本サイトでは、簿記検定の基礎知識と初心者が最初に目指すことになる簿記検定3級に関する情報をご紹介していきます。
簿記3級は、商業簿記の知識で、小規模な企業での取引を想定した内容の試験です。
各通信講座、テキスト、予備校でも受講生が基本的には初学者であると想定して分かりやすく解説されている場合が多いです。
過去の合格率も20%台〜50%台と振れ幅が大きいのも特徴的です。
簿記の学習内容は自社や取引企業の経営状態を読み解くための知識がつけられるので、全ビジネスパーソンにおすすめの資格と言えるのではないでしょうか。
簿記3級といっても全商簿記検定と日商簿記検定がありますが、社会人向けの「日商簿記検定」の取得をおすすめします。
実際に簿記3級を活かせる職種や仕事内容についてご紹介していきます。
経理の業務では大きく分けて、日常業務、月次業務、年次業務に分けられます。
日常の業務では、お金に関する取引の記録や入出金の管理を行います。
月次の業務では、社員の給与計算や経費精算、税金の納付などがあります。
次に年次の業務ですが、主に年次決算、年末調整の業務を行います。
その他にも棚卸といって、決算期に実際の在庫数と帳簿が合っているかどうかの確認なども行います。
最初は税理士事務所でアシスタントとして働くことができます。
税理士の独占業務である税務代理や書類作成代行は行えないので、伝票の整理や入力作業、資料作成などの雑務を行っていきます。
なかには素人では行えない複雑な会計処理のサポートも行うこともありますので、簿記検定で得た資格を最大限活用して作業を行っていきます。
会計事務所では主に、顧客のPL(損益計算書)やBS(貸借対照表)などの決算に必要な書類を作成する業務など行っています。
アシスタントとしては、そういった作業に必要なデータ整理やデータ入力などの事務作業から行っていきます。
基本的には顧客のお金の入出金を記録・管理していきますので簿記3級で学んだ知識も活かせます。
大前提として営業職は売上を作ることがマストです。
しかし、簿記の知識があれば自社の経営状況と顧客の経営状況を鑑みながら営業を行うことができ、相手との交渉や自社売上の管理を行うようになったときに非常に役立つでしょう。
簿記3級はすべてのビジネスパーソンに必要な財務の基礎的な知識を学べるのでおすすめです。
簿記3級の試験方式は「統一試験(筆記型試験)」と「CBT方式(ネット試験)」の2通りがあります。どちらを選んでも試験の範囲・時間・受験料は同一です。
統一試験は毎年2月・6月・11月に行われます。各地域の商工会議所のホームページから受験をお申し込みください。
一方、CBT方式は年間を通して実施されており、会場の空席があれば何回でも受験できる点が特徴です。受験は全国統一の申し込みサイトから行います。
項目 | 内容 |
---|---|
試験名 | 日商簿記検定3級 |
試験区分 | 民間資格 |
受験資格 | 国籍、年齢関係なくどなたでも受験可能 |
試験日 | 【統一試験】 毎年2月、6月、11月に実施 【CBT方式】 簿記試験3級・2級の試験を随時施行が可能な ネット試験方式(CBT方式)による試験が始まりました。 ※試験会場によって試験の開催日が異なります。 ネット試験を予約する際には、試験会場の情報を確認してください。 |
申込方法 | 【統一試験】 試験日の2ヶ月前に商工会議所にお問い合わせいただき、案内に沿ってお申込みください。 ※窓口によっては、インターネット受付のみであったり、定員制を導入し先着順での申込受付となる場合もあります。 【CBT方式】 申込方法は、「テストセンター」の全国統一申込サイトをご確認ください。 ※受験停止期間があるためご注意ください。 (日本商工会議所:https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping) |
項目 | 内容 |
---|---|
試験日 | 2023年6月11日(日) |
受験料(税込) | 2,850円 |
申込受付期間 | ネット申込:2023年4月下旬〜5月上旬 ※各商工会議所により異なる場合があります。 |
合格発表 |
2023年7月下旬 ※各商工会議所により異なる場合があります。 ※ネット試験(CBT試験)は試験終了時即時発表です。 |
簿記の試験については、下記の関連記事でさらに詳しく解説しています。
もっと詳しく:【2023年度】日商簿記検定の試験日程は?試験内容も解説!
簿記検定には初級から1級まで試験があり、簿記3級は初学者向けの位置づけとされており、基礎的なことを学ぶため難易度的にはそれほど高くありません。
しかし、日常生活で触れている問題内容ではないため、勉強をしなくても合格できるほど簡単な試験ではないということは勘違いしないように気を付けましょう。
合格に必要な勉強時間はおよそ約50〜70時間といわれており、1日2時間の勉強でも1ヶ月はかかる計算です。
独学の場合は自分でスケジューリングや弱点の分析なども行わなければいけないため、1ヶ月半〜2ヶ月はかかると考えておくとよいでしょう。
各級の勉強時間を比較しやすいように下記の表にまとめておきますので、参考にしてみてください。
級 | 勉強時間目安 | 期間目安 |
---|---|---|
3級 | 約50〜70時間 | 約1〜1.5ヶ月 |
2級 | 170〜200時間 | 約3〜4ヶ月 |
1級 | 約500〜600時間 | 約8ヶ月〜12ヶ月 |
簿記3級の合格率は直近10回分を平均すると約50%です。
あくまで平均値なので試験によって合格率の振れ幅は大きくなっています。
また、合格基準は70%以上の得点となっているので、頻出問題や配点の高い問題は落とさないようにすることが重要です。
下記に直近の合格率の推移をまとめましたので、ご参考ください。感染症の流行開始時期は一時的な落ち込みが見られますが、2022年2月の試験では回復傾向です。
回 | 日程 | 実受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|---|
第160回 | 2022年2月27日 | 44,218人 | 22,512人 | 50.9% |
第159回 | 2021年11月21日 | 49,095人 | 13,296人 | 27.1% |
第158回 | 2021年6月13日 | 49,313人 | 14,252人 | 28.9% |
第157回 | 2021年2月28日 | 59,747人 | 40,129人 | 67.2% |
第156回 | 2020年11月15日 | 64,655人 | 30,654人 | 47.4% |
第154回 | 2020年2月23日 | 76,896人 | 37,744人 | 49.1% |
※第155回試験(2020年6月14日実施予定)は、中止となりました。
フリーランスや副業で稼いだお金の税金関連のことなどを簿記の知識を用いてスムーズに処理を行えます。
自分で行うことで手間はかかりますが、その分のコストを削減できるので手取り収入が増加します。
簿記資格は業界問わず、好印象をもってもらえる資格の1つです。
経理職での採用にはもちろん有利に働きますが、前述の通り営業職でも数字を読み状況判断できる力があるというのは大きな強みになりますので、十分優遇される確率は高いです。
全くの初心者で家計簿をつけていくのは根気のいる作業になりますが、簿記3級に合格できる程度の知識があればネットバンクやレシートなどをみて簡単に適切に管理することができるでしょう。
お金を適切に守れるようになれば、投資などで攻めの家計管理もできるようになると老後2000万円問題も解消できるかもしれないですね。
簿記3級の試験に自信がないという方は、サポートを受けられる環境選びをおすすめします。
自分で稼いだお金、まわりにお願いして確保した時間、大人の資格試験はいろんな思いが詰まった投資になります。
こうして、サイトを通じてコミュニケーションをとる機会に恵まれたあなたには絶対に失敗してほしくないのです。
以下で簿記3級に初心者が合格するためのポイントをご紹介します。
独学で簿記に受かる方法については、下記の関連記事でさらに詳しく解説しています。
もっと詳しく:簿記は独学でも合格できる?3級と2級の違いや勉強のコツを紹介!
最初が大変ですが、簿記の一連の流れをなんとなくではなく細かく人に説明できるぐらい理解をすることが重要です。
具体的には「資産・負債・資本・収益・費用の違い」「仕訳・元帳・試算表・精算表・貸借対照表・損益計算書の一連の流れ」を正確に把握しましょう。これができると大事な軸を理解できていることになるので、あとは肉付けをしていくイメージとなります。
逆にここをしっかり行えないとあとの勉強も手こずる要因になります。
初学者の方はどこまでのレベルに達すれば良いのか分からず不安になると思います。
基準としては、1.解く回数は最低3回、2.瞬時に反応できるレベルを基準に学習に取り組みましょう。
最初はスピードよりも正確さを意識し、慣れてきたら徐々にスピードも意識しましょう。
また、ご自身が個人商店を営んでいるとして自分事として考えながら学習するとイメージしやすく、理解も深まるでしょう。
「質が高い」とはなにを基準にいうのかということですが、まずは過去問の消化回数です。
良くあるのは過去問を1週やって満足してやった気になってしまうパターンです。
どんな問題でも最低でも3回は解くことをおすすめします。
試験当日は自分の力を100%出しきれるとも限りませんので、問題を読み終えた瞬間に解き始めることができるようになるまで問題演習を繰り返すことが重要です。
また、時間がない方は過去問の出題傾向や分析などを行っている時間はないと思いますので、スクールを活用して合格を目指すのもおすすめです。
過去問の活用については、下記の関連記事でさらに詳しく解説しています。
もっと詳しく:簿記3級 過去問の活用方法
本サイト「簿記net」では、簿記3級を初めとする資格講座を比較できる無料の資料請求サービスを提供しております。
講座の申し込み前に複数校の講座の比較ができたり、合格までの具体的な見通しを持てたりするためご好評を頂いております。下記のオレンジ色のボタンから、お住まいの地域の講座のパンフレットをご請求いただけます。
スクール | 特徴 | 地域(通信含む) |
---|---|---|
クレアール |
・web再受講制度あり
・スマホ、タブレット学習可能 |
東京・関西・北陸 |
資格スクール大栄 |
・多様な受講生層
・校舎数が多い |
全国 |
日建学院 | ・47都道府県に展開 | 全国 |
TAC |
・通信でもスクーリングが可能
・校舎が便利な場所にある ・東証一部上場企業の安心感 |
全国 |
資格の大原 |
・就職サポート有
・合格者数が多い |
全国 |
川口会計アカデミー |
・通う後者が受験会場
・受験手続き代行等、親身な指導 |
埼玉 |
ここまでお読みいただきましてありがとうございます。
いかがでしょうか。
トップページでは簿記3級に関する概要をお伝えしました。
各ページ内でも同様の内容を詳しく、あるいは少し違った視点から解説しています。
また本サイト内には、学習のみならず、生活や就職との関連についての記事もあります。
学習の合間等にもご活用いただけましたら幸いです。
簿記3級の試験は比較的易しいといわれています。しかし合格率はおよそ30~65%と幅があり、受験する回によっては難しい問題が多く合格率が下がることもあります。初学者の場合は100時間以上の学習時間を確保した方が良いでしょう。
関連記事:簿記3級の合格率を分析!学習時間・勉強方法も紹介!
統一試験(筆記型試験)は毎年2月・6月・11月の実施、CBT方式(ネット試験)は専門の試験会場ごとに定められた日に実施されています。申込はインターネットからで、統一試験は各地域の商工会議所のホームページ、CBT方式は全国統一申込サイトから行います。
関連記事:【2023年度】日商簿記検定の試験日程は?試験内容も解説!
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関連記事:簿記検定のおすすめの通信講座を比較!
教育訓練給付金の対象になる可能性はあります。対象になると、受講料の20%または10万円のどちらか安い方の金額が給付されます。なお、給付の対象になるには一定の条件がありますので、無料のパンフレットや受講前の問い合わせで確認することをおすすめします。
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