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更新日:2023/04/04
簿記2級は、原価計算や財務諸表を読むなどの高度な簿記知識を必要とします。経営管理に必要な知識のため汎用性が高く、企業からもっとも求められる資格の1つと言えるでしょう。
しかし、合格率は10〜20%と難易度が高く、初心者で独学の場合は350〜500時間程度の勉強時間、スクールや通信講座を利用した場合は250〜350時間ほどの勉強時間が必要と言われています。
簿記2級の試験日から逆算して1日に必要な勉強時間を把握し、自分に合った勉強方法を選ぶのが合格への近道です。
簿記2級は商業簿記に加えて、難易度の高い工業簿記が出題されます。連結会計のような理解に時間がかかる内容も多く、簿記の初心者なら最大500時間は勉強時間が必要と思ったほうが良いでしょう。
しかし、簿記3級の有資格者や経理・会計などの業務経験者は、簿記の基礎である商業簿記の知識があるため、初心者より勉強時間を減らせます。
また、スクールや通信講座を利用した場合も、講師やテキストのサポートによって独学より効率よく学べるため、勉強時間が短くなる傾向にあります。
社会人なら簿記2級は持っていて損の無い資格です。ここでは、社会人が独学で簿記2級を目指した場合の勉強時間について詳しく説明します。
初心者で独学の場合は350〜500時間程度の勉強時間が目安です。仮に1カ月で合格したいと思ったら、1日11〜16時間の勉強が必要になります。しかし、仕事・家事・プライベートなどで忙しい社会人にとって現実的な勉強時間とは言えません。
1日当たり2時間の勉強時間と考えると、6〜8ヵ月はかかると思ったほうが良いでしょう。
ただし、簿記2級は出題範囲が広いだけでなく難易度も高いため、理解するのに時間がかかります。
独学だと疑問や不明点があっても誰にも質問できないため、予想より時間がかかる可能性があります。また、仕事の繁忙期や体調不良になった場合に備えて、勉強時間は多めに見積もっておいた方が良いでしょう。
初心者で独学の場合、合格の鍵は相性の良いテキストを見つけることです。
自分にとって分かりやすいと感じるテキストを見つけ、何度も読み込む必要があります。通勤や休憩時間などのちょっとした時間を利用してコツコツ勉強するのがおすすめです。
簿記2級は商業簿記と工業簿記で構成されています。
商業簿記は、商品を仕入れて販売をする企業が対象の計算システムです。一般企業の経理や会計業務に関わっている人なら、日々の仕事で身につく知識です。また、簿記3級に合格している人も商業簿記の基礎があると言えるでしょう。
このような簿記経験者であれば、まったくの初心者に比べて約100時間短い250〜350時間の勉強時間が目安です。1日当たり2時間の勉強時間として、約4〜6ヵ月かかると見積もりましょう。
ただし、工業簿記は製造業が対象で、製品を作る過程でどれだけ金額が掛かったか計算する複雑な原価計算が含まれます。簿記3級の知識があっても、難易度が高いことに変わりはありません。
勉強時間の目安を頼りに「半年で勉強を終わらせよう」と大まかに考えていると、勉強時間が足りなくなる可能性があります。
最初の1〜2カ月目は商業簿記の範囲、3〜4カ月目は工業簿記の範囲、5〜6カ月目は過去問や予測問題集をやるなど、具体的にスケジュールを組むと良いでしょう。
ここでは、簿記2級の講座ごとに必要な勉強時間について説明します。
簿記2級は難易度の高い問題が多いだけでなく出題範囲も広いため、独学で合格するのは簡単ではありません。
もし、勉強時間を少しでも減らしたいなら通信講座やスクールの利用がおすすめです。
初心者が簿記2級の講座を受講した場合の勉強時間は、250〜350時間が目安です。一方、簿記経験者は150時間〜250時間と言われており、いずれも独学と比べて100時間も短縮できます。
また、講座を利用すると勉強の効率が格段に上がるメリットがあります。
簿記2級の合格基準は70点です。大まかな配点は決まっているため、講座では出題の傾向や点数の取りやすいポイントを教えてくれます。
簿記2級からは用語や計算方法が難解になるため、理解できずに挫折してしまうパターンがあります。しかし、通信講座やスクールなら講師に質問できるので、解決に時間が掛かりません。
ただし、講座によっては簿記3級の知識を習得済みが前提という場合があります。受講前に条件や内容をしっかり確認しましょう。
通信講座やスクールの中には、簿記3級と2級がセットで学べる講座があります。
簿記3級と2級を同時に講座で勉強した場合、300〜400時間が目安です。独学で2つ同時に受験する場合は、400〜500時間は必要と言われており、勉強時間の短縮につながります。
「簿記2級の勉強だけの方が時間の節約になるのでは?」と思う人もいるかもしれません。しかし、簿記3級の商業簿記は基礎中の基礎で、ここを完璧にしておかないと簿記2級の商業簿記も工業簿記も理解できず、合格が遠のいてしまいます。
簿記2級が理解しきれず、簿記3級を最初から学びなおすというパターンを考えると、セットの講座は、むしろ簿記2級合格の最短コースになる可能性があるのです。
また、簿記3級に合格して簿記2級を目指したものの、難易度の高さに二の足を踏むという人も多いため、同時受験にしたほうが良い場合もあります。
講座では独自に情報収集や分析を行って予測問題を出してくれるため、2つ同時に合格したい人にとって非常に効率が良いと言えるでしょう。
ここでは学生が簿記2級に合格するために必要な時間について、詳しく説明します。
社会人になると勉強時間の確保が難しくなります。また、簿記2級を取得していると進学や就職に有利になるため、高校生・大学生・専門学校生などの学生のうちに簿記2級を取ろうと考える人も多いでしょう。
しかし、学生の場合、簿記2級の勉強時間は選択している学部によって変わってきます。
経済学部・経営学部・商学部などの経済を扱う学部では簿記ありきの授業内容です。まったくの初心者と違って基礎知識があるため、独学で約100時間の勉強時間が目安になります。1日7〜8時間勉強できるなら、約2週間前後で合格できる可能性もあります。
それ以外の学部では、独学で350〜500時間程度の勉強が必要です。
2021年以降、経団連ではなく政府が就活ルールを提示するようになりました。簿記2級を活かして就活をしたいなら、採用選考活動日を確認して、その日までに合格できるようスケジュールを組むと良いでしょう。
簿記2級は3級の習熟度によって勉強時間が変わってきます。詳しく見ていきましょう。
簿記3級で学ぶ商業簿記は、小規模企業の経理関係を適切に処理するための知識です。経理経験者や簿記3級合格者の場合は基礎ができているため、250〜350時間程度の勉強時間が目安です。
ただし、簿記3級の内容を完全に理解していない場合は、勉強の途中でつまずく可能性が高くなります。基本となる3級に対し、2級はさらに複雑で高度な商業簿記が求められるからです。
また、工業簿記は商業簿記の知識を前提とした内容なので、簿記3級が完璧でないと理解できません。
内容がうろ覚えだったり、分からない部分を放置したりしたまま簿記3級に合格した人の場合、初心者と同様350〜500時間は掛かると考えたほうが良いでしょう。
簿記にまったく関わったことのない人の場合、商業簿記と工業簿記を一から勉強しなくてはなりません。そのため、簿記経験者より100時間ほど多い350〜500時間程の勉強時間が必要です。
では、初心者の場合、商業簿記と工業簿記のどちらから勉強を始めたほうが、効率が良いのでしょう。
簿記2級で出題される商業簿記は範囲が広く暗記の必要な項目が多いため、工業簿記より勉強時間が多くなる傾向にあります。そのため、出題範囲が狭く計算問題の多い工業簿記から始めた方が勉強時間を短縮できる場合があります。
ただし、基礎となるのはあくまでも商業簿記です。
「工業簿記から勉強してみたものの、どうしても理解できない」という人は、商業簿記から始めると良いでしょう。
簿記2級の勉強時間を最短にして合格したい場合、どのくらいの日数が必要なのでしょう。
簿記初心者の場合、1日7〜8時間勉強できるなら最短1カ月半(40〜50日)程度で合格できる可能性があります。
簿記経験者なら、同じ条件でも最短1カ月前後(30〜35日)の勉強時間で済みます。
また、計算や暗記が得意な人は勉強が苦にならず、さらに短い期間で合格できる可能性があるでしょう。
ただし、1日に使える時間や簿記経験は人によるため、最短の日数は人によって異なります。
簿記2級は独学でも合格は不可能ではありません。しかし、難易度を考えると時間が掛かることを覚悟する必要があります。
ここでは、簿記2級に短期間で合格する方法について説明します。
「どうしても短期間で合格したい」という人は、通信講座やスクールの利用がおすすめです。
通信講座やスクールでは、出題範囲の改定や最新情報に対応したテキストを用意し、合格に必要なポイントを集中して教えてくれるため、効率の良い勉強が可能です。
初心者で勉強時間を比較した場合、独学で350〜500時間、通信講座やスクールで250〜350時間と約100時間も差があります。
また、スクールに通う仲間がいる、というのは適度な緊張感とモチベーションを保つのに最適です。
通信講座やスクールではカリキュラムを組んで教えてくれるため、無駄がなく時間の節約につながります。独学と比べて約100時間も勉強時間を短縮できるのは大きなメリットと言えるでしょう。
また、簿記2級では求められる知識のレベルが高い分、理解できない問題や疑問が生じる可能性があります。
独学の場合、ピンポイントで自分の疑問点をサイトやテキストで探しても、簿記2級の範囲が広すぎて答えを見つけるのに時間がかかってしまいます。
その点、通信講座ではオンラインやメールで、スクールでは対面で直接講師に質問することが可能です。疑問に感じた部分をスムーズに解決することで、時間の節約になるだけでなく苦手意識を持たずに勉強を続けられるため、独学より理解を深めることができます。
講座を受講する場合のデメリットとして挙げられるのが、コストです。独学の場合と違って受講料が掛かるため、時間がかかってもお金をかけずに合格したいという人は魅力を感じないでしょう。
スクールの場合は通学の費用も掛かります。近隣にスクールがない場合は、遠方へ移動しなくてはならず、仕事や学校の帰りに通うのに疲れて挫折してしまう可能性もあります。
また、簿記3級や他の資格を独学で合格しており、簿記2級も独学で取りたいという人や、自分のペースで勉強したいという人は、カリキュラムの決まった講座は向いていません。
ただし、通信講座なら1〜2万程度の安価な講座があり、通学費用も掛かりません。合格できずに悩んでいる人は試してみるのも良いでしょう。
簿記2級の内容は企業が求める知識のため、就職や転職を考えている人にとって持っておきたい資格です。
しかし、簿記2級に必要な勉強時間は、受験する人の知識・使える時間・勉強方法など、人それぞれのため一概には言えません。
例えば、簿記3級の知識や経理の経験がある人は、まったくの初心者と比べて100時間程度勉強時間が短くなります。また、スクールや通信講座を利用した場合も、独学より約100時間勉強時間が短縮できると言われています。
状況を把握し、自分に合う勉強方法を見つけて簿記2級合格を目指しましょう。
簿記のスクール、予備校、通信講座を検討するなら「BrushUP学び」の利用をおすすめします。簿記検定対策講座の費用と期間を級別に解説していてわかりやすいです。通信講座を中心に、全国の大手の学校から地域のスクールまで一括で資料請求ができるので、独学でやるか、受講するかで迷っている方にも便利です。