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更新日:2023/03/07
簿記2級は様々なビジネスに活かせるので、就職や転職に役立てることができます。
ここでは、簿記2級を活かせる職種や、未経験、女性、男性の方の簿記2級を活かした就職・転職事情について解説いたします。
簿記2級を活かして就職・転職を検討している方は参考にしてください。
簿記2級の知識はあらゆるビジネスで幅広く活用できます。
例えば、簿記を用いた最も一般的な仕事である経理では、簿記2級で学ぶ仕訳の技術を利用して日々の取引を記録したり、決算書類を作成しています。
営業やコンサルティングの仕事では、取引先の経営状況を分析・把握するために簿記2級の知識を活用することができます。また、経営管理の仕事では、簿記2級で学ぶ工業簿記の知識が、製品の原料費や人件費などのデータ整理に役立ちます。
このように簿記2級の知識・スキルはあらゆるビジネスで幅広く活用できるため、どんな職種に就職・転職する場合でも大きなアピールポイントになります。
日本商工会議所によれば、日商簿記2級は「高度な商業簿記・工業簿記(原価計算を含む)を修得し、財務諸表の数字から経営内容を把握できるなど、企業活動や会計実務を踏まえ適切な処理や分析を行うために求められるレベル」とされています。
簿記2級を取得することで、即戦力として現場の実務をこなせるレベルの知識・スキルがあることの証明になります。
簿記2級の知識は経営や管理職が学ぶべき内容とも共通している部分が大きいので、キャリアアップしたい方には特におすすめの資格です。
企業によっては、マネージャー等の役職に就く際に、簿記2級の取得を推奨している企業もあります。
また、会計・経理のスペシャリストである公認会計士や税理士といった士業へのキャリアアップも狙えます。
簿記2級は「企業か求める資格ランキング」で常に上位にランクインするなど、非常に企業からの需要が高いといえます。
経理や財務をこなせる人材はどんな会社にも必要です。しかしながら、現在、経理や財務をこなせる人材が人手不足に陥っています。
「ルーティンワーク」「無機質」などのマイナスイメージのせいもありますが、「専門知識を持った人がいない」というのも大きな理由の一つのようです。
簿記2級はこうした経理や財務の知識・スキルを持っていることを証明できるので、簿記2級を持っている人材は企業からの需要が高いといえるでしょう。
経理の仕事では経験が重要視される傾向がありました。しかし、近年の人手不足により経験者の採用が難しくなったことから、未経験者でも積極的に募集する企業が増えつつあります。
しかし、未経験OKの場合でも、最低限実務で使える「簿記2級」の資格保有者を条件としている求人が目立ちます。未経験から経理職に就職・転職を考えている方は、簿記2級を取得しておくと選べる求人の幅が広がるでしょう。
以下に簿記2級を条件として、未経験でも応募可能な求人の例を掲載します。
▼東京都内 会計事務所スタッフ
職種 | 税理士法人 経理スタッフ |
仕事内容 | 請求書の発行業務 売掛金の入金管理 銀行振込業務 会計ソフト入力 小口、出納業務 契約書等のファイル管理業務 |
年収 | 400万円〜450万円 |
休日・休暇 | 完全週休2日制(土/日)祝 年末年始休暇(12/30〜1/4) 有給休暇 慶弔休暇 産休・育休 試験準備休暇 |
応募資格 | 日商簿記2級以上所持 会計ソフト入力経験 企業内経理業務経験 仕訳入力業務経験 Word、Excelの基礎的な操作ができる方 |
簿記2級を活かせる最もオーソドックスな職種が経理職です。
経理職の代表的な仕事である単体決算、原価計算、仕訳の起票などはいずれも、簿記2級の知識が欠かせません。
そのため、経理職の求人には「簿記2級以上」の条件が付いているものが多いです。
会計事務所や税理士事務所は、顧問先の決算業務や税務申告を代理で行うのが主な仕事です。顧問先は中小企業がメインなので、簿記2級の知識で充分に対応できます。
会計事務所や税理士事務所で働くことで、税理士試験に必要な実務経験にカウントされるので、将来税理士を目指したい方にもおすすめの転職先です。
コンサルティングでは、クライアントの貸借対照表や損益計算書、キャッシュフロー計算書などを分析してお金の流れや問題点を明確にします。
こうした決算書の作成や分析も、簿記2級で学ぶ知識のひとつです。
そのためコンサルティング会社の多くでは、簿記2級の取得を推奨しています。
簿記と金融はどちらもお金に関連する共通点があるため、簿記2級が役立つ場面が多くあります。
M&Aに関わる業務では、買収する企業の財務諸表を分析したり、キャッシュフローの将来予測を作成したりするために簿記2級の知識が役立ちます。
「原価率」「減価償却」といった、ビジネスに必ず関わる要素も、簿記2級の学習を通してしっかり学べます。
営業職でも簿記2級の知識を活かせます。
営業は「売り上げ」を挙げることが目標なのではなく、そこから「利益」を挙げることが目標です。利益の計算には原価の仕組みや基本的な損益計算の知識が必要です。
また、相手企業の「財務諸表」を分析し、相手の財政状況にあったセールスプランを提案したり、支払い能力があるかを見極めるのにも簿記の知識が役立ちます。
簿記2級を活かして働ける経理の仕事は、基本的にデスクワークなので体力の少ない女性でも働きやすいためおすすめです。
また、座ったままできるので年をとっても続けやすいというメリットもあります。
経理の仕事は営業などのクライアントの予定に合わせなくてはならない仕事と違い、基本的には社内の休暇通りに休めます。
また、決算時期などもあらかじめ決まっているため繁忙期の予測も立てやすく、予定を立てやすい職種です。
そのため、家庭と両立しながら働きたい女性におすすめです。
経理の仕事は女性の割合が多い仕事です。「営業など外に出ていく仕事は男性、内で働くのは女性」といった考え方の名残りや、「女性は細かい仕事が向いている」といったイメージがあるのが要因のようです。
また、上記の理由などから、経理の仕事を志望する女性も多くいます。
そのため企業でも、経理の人材として女性を採用することが多いようです。
経理や会計の仕事というと女性のイメージが強いですが、近年では男性の数も増えています。特に役職に就く人材は男性の方が多い傾向にあります。
現在の法律では年齢や性別によって求人を制限するのは原則禁止されています。男性でも経理や会計の仕事に就くチャンスは十分にあるといえるでしょう。
中小企業の経理へ転職する場合、未経験なら35歳まで、経理経験者なら40歳までとしている求人が多いです。それ以上の年齢になると、余程の経験者でなければ経理への転職は難しいといえます。
大企業の場合、中途採用はほとんどありません。あったとしても新卒、あるいは第二新卒と同じ条件で求人が出されます。
そのため、20代前半まででないと就職は難しいでしょう。
TOEICで高得点を取り、英語ができることをアピールすることで、外資系企業の経理にまで転職・就職の幅を広げられます。
実は経理や会計を得意としている方は英語が苦手な方が多く、経理も英語もできる人材は非常に重宝されます。
英語を習得して外資系企業まで視野に入れることで、高収入の案件に転職できる可能性があります。
経理事務や会計事務以外でも事務仕事の経験がある場合はアピールしましょう。そうすることで、まったくの「未経験」ではなく「経験者」という扱いになり、採用に有利になります。
事務作業の中で会計ソフトを使った経験などがあるとさらによいでしょう。
簿記2級は経理・会計の実務に則したレベルの知識やスキルを習得できるので、就職・転職に役立ちます。
近年、経理・会計業界は人手不足の状態にあり、未経験でも採用を行っている企業が増えています。
ただ、「簿記2級以上」という条件が付いている求人も多いです。未経験から経理・会計へ就職・転職したい方は簿記2級の取得をおすすめします。
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