簿記のスクール、予備校、通信講座を検討するなら「BrushUP学び」の利用をおすすめします。簿記検定対策講座の費用と期間を級別に解説していてわかりやすいです。通信講座を中心に、全国の大手の学校から地域のスクールまで一括で資料請求ができるので、独学でやるか、受講するかで迷っている方にも便利です。
資格の大原の「簿記3級合格セット〔Web通信〕」について分析しました!
講座名 | 簿記3級合格セット〔Web通信〕 |
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学校 | 資格の大原/通信 |
講座金額 | 入学金: 0円 (税込) 受講料: 24,500円(税込) |
学習期間の目安 | 週2回のペースで学習/約2ヶ月、毎日学習/約3週間 |
教材 | テキスト、問題集、解答集、模試(問題・解答解説)等 |
受講対象 | 初めて簿記の学習をされる方 |
内容 | 初めて簿記の学習をされる方に、簿記の仕組みについて理解していただけるよう、図解や範例を用いて講義をおこなっています。初めのうちは慣れない会計用語や会計処理など、覚えることがありますが、問題演習を繰り返しおこなうことで自然と理解できるよう工夫しています。また毎回の試験ごとに出題傾向を分析し、専任講師が作成する直前模試+公開模試は的中も多く、無理のない学習で3級合格を可能にするコースです。 |
今回は「資格の大原」の簿記3級通信講座を拝見し、その内容について分析してみました。
簿記検定のみならず、税理士試験や公認会計士試験等でも有名なスクールです。
会計の入門としての簿記3級はどんな講座なのでしょうか?
客観的な視点で、時には辛口にもなっていますが、
その分、簿記の学習をスタートする方にとっては有益な情報であると確信しています。
ぜひ、最後までおつきあいください。
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動画の充実度
5.0
テキストの解説動画は約25時間。また、問題集についても解説がついており、約10時間。
さらに総まとめ講座や模試にも解説あり。十分と言ってよいでしょう。
話し方はおだやかで、比較的ゆっくり話す先生が多いのですが、きちんと必要な情報は時間内で伝わってきます。
なお、動画については倍速再生ができますし、例えば問題集の解説動画について言えば、特定の問題の解説だけ見ることも可能なので、ボリュームほどの負担は感じません。
教材の網羅性
4.0
おおむね、過不足のない内容です。
しいて難点を挙げるとすれば、過去問を購入する必要性があるという点でしょうか。
ただし、下記【テキスト等の教材を細かくチェックしてみると……?】でも述べますが、購入しなくても何とかなるのではないかとも考えられますので、気にならない方も多いはずです。
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複数の講師の方が解説されています。内容は下記の通り。
1.商業簿記のテキストを通した解説
2.問題集
3.総まとめ講義
4.直前模試
まず、目をひかれたのは、1を解説する先生の熱心な姿勢です。
アクションも表情も豊かで、声質や話すスピード感も非常によく、解説動画として洗練されています。
パワーポイントと板書の使い分けもスムーズで、おそらく非常に多くの時間を費やして準備されたのだろうと頭の下がる思いがしました。
簿記初心者がつまずかないように、気を使いながら授業を進めておられます。
といっても、受講生に媚びるようなゴマかした説明は一切なく、大事なところではきちんと本質的な用語にも踏み込んで説明があります。
2以降は複数の先生が担当されておられます。
いろいろな先生(老若男女)がいらっしゃるので、あなたも是非見比べてみてください。
試算表や精算表、仕訳といった、本試験で得点源となるところを中心にした内容。
得点源ですので、もちろん注意して取り組みたいのですが、独学だと、各論点をまんべんなく学んでしまう方がいるのも事実です。
教材のボリュームにメリハリがついていれば、必然的に学習のメリハリもつけられるので、その点、非常に気が利いているなと感じます。
また各回の講義動画を聞く前に予習しておくべき箇所の指示もあります。
解答の目安となる時間も別紙に書いてあるので、できた方は間に合ったかどうかも確認し、間に合わないようであれば、その問題だけ講義で講師の解法との比較をしてみるという使い方もあります。
基本的には、解く手順まで講師のまねをした方が、圧倒的に学習の無駄は押さえられます。
また、問題を解説して終わりではありません。
講義の随所に受験テクニックに関する話をちりばめてくれています。
例えば、本試験当日に配布される計算用紙の「おり方」というものまできちんと教えてくれます(あまり細かく公開してしまうのもはばかられると思いますので、内容については、ご覧になった方は確認してみてください)。私はやったことのない手法だったのですが、話を聞いて「なるほどなあ」と感心しました。
確かに、先生のおっしゃる通り、試験終了後の自己採点にも使いやすいです!
では次に、教材について見てみましょう
大きく分けると下記の通りです。
・テキスト
・レジュメ(説明につかうパワーポイントの資料)
・問題集
・総まとめ
・模試4回分(直前模試+公開模試)
とにかく、網羅性の高さは申し分ありません。
テキストについては極めてオーソドックスな内容です。
あくが強いものではないので、嫌われることは少ないと考えています。
ただし、テキストそのものは、カラフルであったり、図が大量に使われていたりするものではありません。
「スクールのテキストとしてオーソドックス」というのは「初学者が一読してわかる」というものではなく、あくまで、講義とセットで理解が完成するものですので、初学者の方は是非講義を聞きながらテキストを見られる環境をご用意ください。
レジュメにはけっこうな量の図解が入れられていますので、トータルで使って理解するという形ですね。
実は、最初、一般的な通信教材についている「過去問題集」的なものがなかったので「あれ?」と思いました。
実際、別売りで資格の大原オンラインショップでの購入になるようです。
過去問を購入し、指示された該当箇所を解いてから模試を受験するのが望ましいとのこと。
その際の嬉しいサービスがひとつ。
模擬試験受験の際、事前に過去問題集の中で解いておくべき箇所が事細かに指定されています。
確かにあなた自身が「過去問の活用方法をきちんと習得しているから余計なことはしないでほしい」というのであれば、余計なお世話かもしれません。
しかし、そうでないのであれば、過去問題集をやるにあたって、学習者が困りがちな下記の2点がクリアされているといえましょう。
難点1「似たような問題がまた出てきた」
過去問をむやみやたらに解くと似たような問題が出てきます。
確かに似た問題が出てくることで重要度を認識できるというのもありますが、重要なものだけ順番に載せておいてもらえればいい、という方でしたらこの教材のサービスは嬉しいに違いありません。
難点2「何回目の第何問を重点的にやればいいのかわからない」
過去問題集の中には、難度の高い問題、あるいは初回受験であれば優先度が低くなる問題があります。「全部やろうとした結果、どれも中途半端なまま」という受験生もいます。そんな不安も解消してくれるサービスと言ってよいでしょう。
ちなみに「追加で書籍を購入するのはイヤだ」という方ももちろんいらっしゃるはずです。
その場合、模試の問題を完璧にしておくことをオススメします。
模試の内容を拝見したところ、直近の過去問で重要度の高い論点を、模擬試験4回分トータルで網羅している印象です。教材制作の過程で、過去問分析をおこなって、エッセンスを抽出したのでしょう。したがって、模試をパーフェクトに解けるようにすれば、一定程度、過去問のエッセンスが自動的に身につくようにはなっています。
さらに、様式についても、本試験にのっとった体裁になっています。
意外と気づかないのが「本試験での問題冊子はどうなっているか」です。学習内容を頭に入れることで精いっぱい。本番の受験当日のことなんか考えている暇はない。これではせっかくの学習も当日にあわててしまって水の泡、ということにもなりかねません。
問題文の字体等にまで気が使われています。
提供される模試を、きちんと時間を計って実施すれば、自然と当日への準備ができるでしょう。
例えるならば、「丁寧に作った幕の内弁当」というイメージです。
ド派手なものや、キャッチ―なだけで中身の伴わないものは一切排除されています。
多くの学習者にとってなじみやすい味付けにしているにもかかわらず、それでも単調になっていないのは、細かい点に配慮がされており、きらりと光る工夫がほどこされているからでしょう。
オーソドックスな学習スタイルで安心して学びたいという方には、このような講座がフィットするかもしれません。
本試験当日まで「基本的に教材にお任せ」で学べる内容です!
ゼロから簿記資格を目指すなら着実な講座受講がおすすめ。
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